照り焼き定食ごはん大盛り

関西沼という温泉に浸かっています

ブラッドブラザース大千秋楽を終えて。

はじめに、興奮のまま書き連ねているので、変な文書になること間違いなしなので許してください。すいません。個人的に総括したい。

 

 

一ヶ月にわたるブラッドブラザースの公演が終わりました。

私は新橋に二回、松竹に四回、計六回観劇することができました。

 

回を重ねていくごとに変化していくのを見るのがとても楽しくて、手持ちのチケットから何度も回数を増やすか悩みに悩みました。結局私の財力の精一杯だったから、これ以上増やせなかったけれど、同じ舞台をこれだけ見るってことは実は個人的にはじめてのことでした。

もちろんその理由は照史くんにあるんだけれど、もうそれだけではなかった。照史くんは私にとって担当で、特別な存在だからもちろん何度も何度も見に行ったと思うけど、その舞台がBBだったからこそ、何度も見たいって思えたんだといまは確信しています。

松竹座に移ってから、だいぶ変化していたのがとても楽しかった。だんだんアドリブも増えて、和やかな空気でとてもいいカンパニーだというのが客席からもすごく感じられた。

 

そして3月15日、18時公演。大千秋楽。

みんな言ってたけど、口に出さなければその日が来ないと思って…と思ってました。毎回の公演で変わっていく演技を楽しみにしていたのですが、正直な話いままで見てきたBBひとつひとつすばらしかったけれどこの回に勝てる公演なんて絶対ないなって思ってしまうぐらい、キャストのみなさんの気迫が、込められた気持ちが、ステージ上からひしひしと感じられて、本当に最後なんだなって実感させられました。

 

何個か思ったことはあるのですが、まず台本の「エディ」という人間が憑依しているようだった神ちゃん。

神ちゃんの影は新橋の初日には微塵も感じなかった印象が強いのですが、千秋楽では神ちゃんとエディが溶け合った、「神山智洋」がやる「エディ」になっていたように思います。エディの端々から神ちゃんを感じました。神ちゃん、演技中にガチ泣きしてて、エディちゃーーーーーーーん!!!!!って叫びたかったです。

ソロ曲のシーンは本当に心打たれた。ちょうど上手側にいたので、とっても見やすい位置にいたのですが、すごくいい顔してた~。

 

ジョンストン夫人とライオンズ夫人が引越した先で出会うシーン。

本当にすごい、鳥肌立ちました。ライオンズ夫人の狂気、本当に震えた。大千秋楽で最も印象に残ったキャストさん、鈴木ほのかさんでした。本当に、狂ってナイフを持ち出すとき、気迫がぜんぜん違う!愛情たっぷり(このときも内心エディはわが子と言い聞かせているのでしょうけど)のシーンからのあの表情。すっげえなってしかいえないのですがすごかったです。

 

マルシアさんは泣きながらのあの声量がすごい。母ちゃんの愛情あふれるシーンの本当にミッキーを愛している母親の顔がとても印象的です。前にも書いたけどやっぱり真の主役。このひとなしではこの舞台は成立しない。

まりゑちゃんのリンダもとっても大好きでした!なっちゃんリンダより幼少期はちょっと言い方悪いけどゲスくて、大きくなると慈悲深いやさしさとミッキーへの愛で溢れた素敵な女性になるリンダ。なっちゃんリンダはチャーミングで、大きくなってもどこか少女らしさを感じさせてた。どっちのリンダもとってもとっても魅力的で、この舞台があったおかげで二人の素敵な女優さんに出会えました。

ナレーターの真琴つばささんもすんごくて、いままでもめっちゃかっこよかったけど本当にこの人宝塚のトップ男役だったんだ…やばい…ってぐらい会場の空気を支配する人だなって肌で感じました。

 

そして照史くん。

彼なりにいろいろ模索したであろう一ヶ月間。その集大成、本当に感動した。

ラストシーン。

ノー双眼鏡でこのシーンは見たかった。けど、照史くんの顔がどうしてもどうしても見たくて、最後の最後は結局手にしていました。

ミッキーの、最期の台詞。

 

「おまえ、」

「おまえ。どうして俺を渡さなかった」

そして

「俺がこいつだったかもしれないのに。」

 

その台詞を発した照史、いや、ミッキーの表情、一生忘れたくないです。

 

その瞬間目から勝手に涙が出ていました。

彼がミッキーとして駆け抜けた一ヶ月、そのすべてでの答えがそのひとことにすべて詰まっていたような気がして。

いままで短い期間ではありますが、いろんな照史くんを見てきたけれど、あの表情はホントに忘れたくないです。それぐらい、このひと、すごいって思った。

7歳のシーンも大好きだから一幕も素敵だけど、わたしは二幕の、狂ったミッキーさんが毎度毎度大好き!最高!ってあちこちできゃっきゃしてまいりましたが、きゃっきゃなんかできないくらい、圧倒されました。

 

契りを交わしてしまったから、おかしは分けないといけない。

エディは、ミッキーが持っていないものを全部持ってて。

でもミッキーは、エディがどんなに欲しくても一番欲しかったもの、リンダを持ってた。ミッキーはエディに対してずっと劣等感を持っていたんだろうし、(クリスマスで本音ぶちまけてるし)ミッキーはリンダすらエディのものになってしまうんじゃないかってどこかずっとずっと不安な気持ちがあったと思う。だからクリスマスの、エディが帰ってくる前に結婚を済ませたんだろうなあ。

そんなリンダすら見失ってしまった。薬によって彼の一番必要なものは薬になっちゃった。リンダはエディに分け与えたくないもののはずなのに。

もしも、彼が貰われていたら。

彼が手に入れられなかったものが、手に入れられたかもしれない。おかしだって、おうちだって仕事だって名誉だって、たったひとつの宝物だったはずの、リンダだって。

あのとき双子だとわからなかったら、彼らはもしもの世界を生きていられたのかなあ。

 

 

桐山照史というひとはどこまでもすごいひとだなと思います。彼にもっともっと舞台に立って欲しい。やっぱ、もっと多くの人の目に触れて欲しい。毎回思うけど。とってもとってもこの舞台を通してまた照史くんにたくさん勇気とか元気とかエネルギーいっぱいもらえました。わたしは彼の涙に弱いです。泣かれるともっと好きに毎回なっています。また今回も照史くんのこと、改めて好きになりました。

 

ジョンストンの双子とふたりが出会えたこと、この素敵なカンパニーに出会えたこと、とってもすばらしいことだなって思います。

本当にお疲れ様でした。

おなかいっぱい、うどん食べてね。いまはそんなきもちでいっぱいです。