青春のすべて
関ジャニ∞のコンサートに行くにあたり、アルバム「ジャム」を聞きました。
その中に収録されている「青春のすべて」という曲。
はじめは、おたくの性ゆえ、完全にジュニアやデビュー組を重ねて聞いてました。春にいない君とか春松竹にしか思えない…関西担ゆえの悲しみ…出会い別れすべてかんじゅや関西デビュー組に重ねて聞いてたらもう感傷に浸りまくる名曲です。
でもそれだけじゃない、この曲の持つ尋常じゃないエモーショナルさはなんなんだろう?
そして、自分自身のことを思い返しました。わたしにとっての、「青春のすべて」はなんだろう?と。
というわけで、今回はあんまりジャニーズの話をしません。
考えて一番最初に浮かんだこと。
それは、高校から続けて来た、今も一応続いている?、自分が学んでいる分野のことでした。
でもこの先の進路、わたしはそれから手を引くというか、うーん、違う方向に進もうとしているわけです。わたしにとって歌詞の「君」は必死になって取り組んでいた高校時代の自分や、学んでいる分野のことだと思って聞くと、涙が止まらなくなりました。
大学を卒業する年になり、あの頃の自分を思い出してみることがたまにあります。
必死に頑張った毎日が、わたしにとっての「青春」であったこと。
そのころ出会った、青春を共にした人々のこと。
ばかみたいに笑って、ばかみたいに泣いた、悔しがった、競い合った3年間のこと。
大学受験に失敗して、過ごした1年間の浪人生活のこと。
入学通知を見た日のよろこび。
そしてこれからを考えている今の自分のこと。
必死に頑張っているあのころの「君」と、今のわたしは、違う道を歩もうとしています。でも、君が頑張ったから、この分野に出会えたから、あの高校に進んだから、わたしは明日を生きていくための新しい未来を知ることができました。
高校の同級生たちは、もうそれぞれの道をはじめています。
次の春になったら、あの頃の「君」だったわたしは、君の知らない未来を一人で歩きます。
わたしの青春のすべてを終えるこの年に、この曲と出会うことができたのは何かとても縁を感じてしまいます。
聞いていると、青春を共にしてきた大好きなあの頃のみんなに、とても会いたくなります。大好きな、大切な、思い出を分かち合いたくなりました。
そして、歌詞のひとつひとつが、君とは違ってしまったけれど、わたしが進もうとしている未来を、ちゃんと叶えたいと思わせてくれます。
それぞれひとには青春があって、それを呼び起こしてくれる、あの頃を思い出させてくれる。
そんなすてきな一曲だと思います。
未来に向かって、わたしもがんばろう。